インデックス投資をNISAで始めるメリットを教えて!
NISAでインデックス投資するにはどうしたらいいの?
この記事では、このような疑問にお答えします。
本記事のポイント
・インデックス投資をNISAで始めるデメリット
・NISAをつかったインデックス投資の始め方
NISAは投資で得た利益が非課税になるすばらしい制度です。
※通常は利益に対して、だいたい20%程度の税金が取られる。
もちろんインデックス投資にNISAを使うこともできます。
この記事では、インデックス投資でNISAを使うべき理由とNISAの使い方について解説しています。
NISAには2種類あります。
通常のNISA(この記事で解説)と積み立てNISAの2つです。
もしNISAの制度自体がよく分からない人は下記の記事をご覧下さい。
※インデックス投資の税制についてはこちらの記事をご覧下さい。
はじめまして!マンモスです。
投資歴15年、インデックス投資は現在8年間継続中です。
約2600万円を運用しています。
※私は積み立てNISAでなく、NISAで運用してます。
そんな私が、「インデックス投資でNISAを始めるメリット」を解説します。
インデックス投資をNISAで始めるメリット5選
NISAでインデックス投資を始めるメリットは以下の5つです。
②トータルリターンがあがる
③個別株と組み合わせて運用できる
④分配金を非課税にしてキャッシュフローの増強ができる
⑤積み立てNISAより柔軟性が高い
メリット① 節税になる
NISAの最大のメリットは非課税となることです。
※通常、投資の利益に対して約20%程度の税金が取られます。
もちろんインデックス投資も非課税にすることができます。
税金の例
元本50万円で投資して、利益が10万円でた。
税金はこの10万円の利益に対して約20%発生し、2万円を税金でとられる。
つまり、「利益10万円 - 税金2万円 = 税引き後利益8万円」となる。
※NISAでは上記の税金2万円が取られることはありません。(非課税)
上記の理由から、NISAを使わない理由がありません。
メリット② トータルリターンが上がる
メリット①で解説したように、税金が取られないため、NISAを使わない取引に比べて最終リターンが増大します。
特に効果が高いのは、短期売買でなく長期運用して元本に対して利益が大きくなった場合です。
NISAで取引した場合、元本がいくらでもそこから発生した利益は全て非課税になります。
※NISA枠は年120万円まで投資できる。
つまり、短期売買で小さな利益を細かく上げるより、長期で大きな利益を狙ったほうがお得になります。
このことから長期投資前提のインデックス投資であれば、NISAの恩恵を受けやすくなるのです。
メリット③ 個別株と組み合わせて運用できる
NISAでは個別株も対象となります。
※積み立てNISAの場合は、あらかじめ決められた投信のみ買うことができ、株は買えません。
インデックス投資と合わせて、個別株投資もしたい場合はNISAがおすすめです。
また、コアサテライト戦略で運用したい人にとってもNISAがおすすめです。
※以下の記事で詳しく解説しています。
このような人にもインデックス投資を使ったコアサテライト戦略がおすすめです。
メリット④ 分配金を非課税にしてキャッシュフローを増強できる
NISAの非課税範囲は、投資対象の売却益だけでなく配当金、分配金にも及びます。
※通常は配当金、分配金にも約20%の税金がかかる。
年金代わりに分配金を生活費の足しにしたいという人や、分配金をお小遣いにしたいという人にもNISAの使用がおすすめです。
ただ、投資の最終リターンを可能な限り増やしたい人は、分配金を再投資することをおすすめします。
こうすることで、投資の複利効果が高まり最終リターンの底上げができます。
メリット⑤ 積み立てNISAより柔軟性が高い
積み立てNISAはあらかじめ決められた投信の中から、どれに投資するかを選べます。
たいして、NISAであれば、株、ETF、投信など幅広い金融商品が選べます。
また、投資対象も日本に上場しているもの以外も買えます。
(アメリカ、香港など)
上記のことから、積み立てNISAに比べて、通常NISAは柔軟性が高く扱い易いです。
インデックス投資をNISAで始めるデメリット
NISAはほぼデメリットがなく、やらないよりやったほうがいいです。
しかし、若干のデメリットもあります。
②損益通算できない
デメリット① 少額であれば積み立てNISAのほうがいい
NISAは年120万円の枠が最長5年使えます。
つまりMAX600万円の元本が対象になります。
たいして、積み立てNISAは年40万円が最長20年使えます。
MAXは800万円です。
上記のことから、年間120万円の枠を使いきれない場合、積み立てNISAのほうがお得です。
個別銘柄には手を出さない場合についても、積み立てNISAのほうがおすすめです。
また、少額投資の場合、最長20年対象となる積み立てNISAのほうが最終リターンは高くなります。
なぜなら、最終リターンは長期でなれば長期になるほど、複利効果により増えるからです。
通常NISAと積み立てNISA、どちらがいいかは人によります。
運用方針によって大きく差がでるからです。
ただ、年40万円以内の投資でインデックス投資しかしない人であれば「積み立てNISA」がおすすめです。
デメリット② 損益通算できない
NISAは損益通算ができません。
※損益通算とは、複数の証券会社(口座)の利益、損失を合算すること。
投資の税金は、一般的なサラリーマンの場合、会社以外に収入がなければ年間20万円以下の利益は、確定申告不要です。
もし仮に、NISAを使わない取引で30万円の利益を出し、NISAで20万円の損失を出した場合、合計利益は10万円となります。
一見、税金は払わなくてもいいように見えるかもしれません。
しかし、損益通算ができないため、このケースは税金が取られます。
この点はNISAの数少ないデメリットです。
NISAを使ったインデックス投資の始め方
NISAを使ったインデックス投資の始め方を解説します。
②投資対象を決める
③買うときにNISAを選択して買う
始め方① 証券口座を開設する
まずは証券口座を開設しましょう。
このときにNISAも合わせて開設します。
うっかり証券口座開設時にNISAの開設を忘れても、あとで開設できます。
また、既に証券口座を持っている人もオンラインで開設申請ができます。
始め方② 投資対象を決める
NISAでインデックス投資したいなら、投信を買うか、ETFを買うことになります。
積み立てNISAと違い、なんでも選べると言っても過言でないため、自由にインデックスファンドを選びましょう。
始め方③ 買うときにNISAを選択する
投資対象を決めたら、あとは買うときの口座選択でNISAを選ぶだけです。
以下の図は楽天証券の購入画面。
こんな感じでNISAを選ぶだけです。
まとめ
インデックス投資でNISAを始めるメリット5選のまとめです。
メリット② トータルリターンが上がる
メリット③ 個別株とインデックス投資を組み合わせることができる。
メリット④ 分配金も非課税になり、キャッシュフロー増強ができる
メリット⑤ 積み立てNISAより柔軟性が高い
デメリットは、
②損益通算できない。
②投資対象(投信、ETF)を決める。
③買うときの口座選択で「NISA」を選択する。
インデックス投資でNISAを使うのは非常に便利です。
みなさんも、まだNISAを使っていないなら開設を考えてみてはいかがでしょうか?