インデックス投資で複利効果を上手に活用する方法をおしえて!
なんかコツある?
もっと儲けたい!
この記事では、このような疑問にお答えします。
本記事のポイント
・複利効果を高めるには節税もする
「複利って何?」
このような疑問がある人は、まずは下記の記事をご覧ください。
インデックス投資において、利益を増大させるために重要なことは、複利効果を活かすことです。
複利はアインシュタインが「人類最大の発明」と言ったくらい、物凄い力を秘めています。
この記事では、複利効果をインデックス投資に活かすためのコツを解説しています。
はじめまして!マンモスです。
投資歴15年、インデックス投資は現在8年間継続中です。
約2600万円を運用しています。
そんな私が、「インデックス投資の複利効果を活用する方法」について解説します。
インデックス投資の複利効果を上手に活用する方法
インデックス投資で複利効果を活用すると、以下のシュミレーションのように時間の経過と共に資産が増大していきます。
※下記のシュミレーションは、月12万の積み立てを30年間、年利5%で運用した場合、1億円に到達する。
月12万円投資できるかはともかく、インデックス投資で年利5%はわりと現実的に達成可能です。
このように、インデックス投資で利益をできる限り増やすには、複利効果を活用することが必須です。
複利効果の活用ってどうやるの?
複利効果を高める5つのコツを解説します。
②分配金(配当金)は再投資する。
③毎月分配型は選ばない。
④投信購入時に「再投資型」に設定する。
⑤特別分配金に注意する。
それぞれ、詳しく解説していきます。
方法① できる限り長期間運用する
できる限り長期間運用する理由は、複利は利子に利子が付くためです。
1年目は元本+利子となりますが、2年目以降は、前年度の利子にさらに利子が付きます。
つまり、長期間に渡り投資すると、
元本の利子の利子の利子・・・・・
というように、利子が増え続けます。
このことからわかるように、複利効果を高める基本は長期運用になります。
※インデックス投資は基本的にほったらかしでOK
方法② 分配金は再投資する
分配金が貰えるタイプの投信、ETFであれば、分配金は再投資しましょう。
複利は投資で得た利益を再投資することが前提です。
分配金(利子)を再投資すれば、次年度以降は分配金を再投資した分から、さらに分配金が貰えます。
投資で得た利益を再投資することも、複利効果を高めるコツの1つです。
方法③ 毎月分配型は選ばない
「方法② 分配金は再投資する」で解説したとおり、分配金は再投資するのが基本です。
じゃあ、配当金いっぱい貰える投信,ETFを選んだほうがいいね。
ところが、そういうわけでもありません。
仮に同じインデックスを対象とした、「分配金をたくさん出すファンド」と「分配金がでないファンド」の場合、後者のほうが利回りは高くなります。
この原因は、分配金を貰う際の税金や再投資する際の手数料など、様々なコストがかかるからです。
上記のことから、投信、ETFを選ぶ際は、投信自体の利回と、分配金も加味したトータルリターンで見ることが重要です。
方法④ 投信購入時に分配金コースを「再投資型」に設定する
投信購入時に、貰った分配金を受け取るか、再投資するか事前に設定できます。
これまで解説してきたように、複利効果を高めたいのであれば、分配金の再投資は必須です。
分配金を生活費の足しにしたい、年金変わりにしたい、という特別な場合を除き、再投資する設定にしておくことをおすすめします。
※楽天証券は投信買付画面で、分配金コースを設定できる
方法⑤ 「特別分配金」に注意する
分配金は2種類あります。
②特別分配金
普通分配金は、運用によって得られた利益を分配金として還元します。
こちらは特に気にしなくても問題ありません。
しかし、「特別分配金」には注意が必要です。
特別分配金とは、運用によって得られた利益を分配金として還元しているわけではなく、元本を取り崩して分配金を出しているに過ぎません。
つまり、分配金の分、基準価格が下落します。
特別分配金は運用効率が下がるため、特別分配金ばかり出している投信には注意しましょう。
特別分配金という名前から、いい分配金と連想しがちですが、投資効率が下がるため、あまりメリットがありません。
複利効果を高めるために節税をする
複利効果を高めるためには、分配金の再投資が必要です。
しかし、ここで注意すべきは、分配金は課税されるという点です。
※特別分配金は課税されません。
再投資効率を高めるためには、手数料や税金などのロスなく、再投資するのが理想的です。
手数料はどうにもなりませんが、税金については、ある程度控除が受けられます。
「配当控除」を活用することで多少、複利効果を上げることができます。
覚えておいても損はありません。
※配当控除の詳しい制度概要は、下記の国税庁のリンク参照。
※NISAを使うことで節税できます。
まとめ
インデックス投資で複利効果を活用するまとめです。
・分配金は再投資する
・毎月分配型は選ばない
・投信購入時に「再投資型」に設定しておく
・特別分配金に注意する
・ダメ押しの配当控除で節税
上記のことを意識し、複利効果を高めましょう。